福島原発事故の放射能汚染の実態
文部科学省 平成23年8月30日発表
放射線量分布マップ
1kベクレルとは1000ベクレルのことです。
この報告書から郡山市中心部のセシウム137は.100kBq~600kBq/㎡
100000Bq~600000Bq=10万~60万Bq/㎡
もっと詳しくセシウムの分布をしりたいので下記のデータから読み取ります。
文部科学省(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について
上記のグラフから郡山市のセシウム137の濃度を推測する。
6 月6 日~6 月14 日 土壌採取
空間線量率と土壌の核種分析結果
上記のグラフから6月(6 日~14 日)の空間線量が、
18μS/hの地点で500万Bq/㎡相当
9μS/hの地点で250万Bq/㎡相当
1μS/hの地点で27万Bq/㎡相当のセシウム134+セシウム137がある。
文部科学省発表からセシウム134とセシウム137の土壌濃度割合はほぼ同じである。
セシウム134:セシウム137≒1:1
このことから、セシウム137は上記の約半分であるため、
6月の空間線量が
18μS/hの地点で250万Bq/㎡相当
9μS/hの地点で125万Bq/㎡相当
4μS/hの地点で55.5万Bq/㎡相当
1μS/hの地点で13.8万Bq/㎡相当のセシウム137があると言える。
福島県の放射能をモニタリングしている地点は、アスファルト上であるため、
風雨でセシウムはかなり流されており、自宅の放射線量とは数値に大きな開きがある。
10月現在 郡山市合同庁舎 0.8μS/h
10月現在 我が家の敷地 1.5μS/h
郡山市合同庁舎を1とすると我が家敷地は1.875
10月測定結果の0.8:1.5の比率で計算すると、
4月7日 郡山市合同庁舎 2.0μS/h
4月7日 我が家敷地2.0×1.875=3.75μS/h と推測できる。
福島県HPで公表した
4月7日 たちばな幼稚園 3.5μS/h であり、
比較的近所のたちばな幼稚園の数値と近い数値のため、比率計算は有効であると考える。
土壌採取した6 月6 日~6 月14 日の我が家敷地の空間放射線量を推測すると、
6月上旬 郡山市合同庁舎 1.3μS/h
0.8:1.5の比率計算により
6月上旬の我が家敷地は1.3×1.875=2.43μS/h 推測される。
このことから、我が家のセシウム137の濃度は、
空間線量2.43μS/hであることから、2.43 ×13.8万Bq/㎡ =33.5万Bq/㎡
よって郡山台新地区の我が家は、
33.5万ベクレル/㎡相当であると推測できる。
10月現在の空間線量でセシウム137の濃度を推測すると、
1.5μS/hで33.5万Bq/㎡であることから
1μS/hで22.33万Bq/㎡となる。
よって、10月時点の福島県の空間放射線量に
223300を掛けた数値が、その土地のセシウム137の濃度と推測できる。
10月の□μS/h × 223300 =□Bq/㎡ ・・・・・・・・簡易計算方程式A
テレビ朝日の報道
「福島市でも55.5万Bq以上の地点があり、郡山市でも50万Bqに近い数値が検出された。」
チェルノブイリ原発事故では、
セシウム137が55.5万Bq/㎡以上の地域が強制移住の対象となった。
ゴメリ州、カリンコビッチ、
ブラフコさんはセシウムによる低線量の被爆が続くこの町で、事故後19年間暮らし続けました
事故から19年、突然の白血病を発病した。
市民によるチェルノブイリ調査団作成
ゴメリ州、カリンコビッチ
1~5Ci/k㎡
キューリーとベクレル
1キュリー(Ci) = 3.7×1010ベクレル(Bq)
1Ci=370000000000ベクレル=3700億ベクレル
1~5Ci/k㎡ →3.7万Bq/㎡~18.5万Bq/㎡
簡易計算方程式Aより
3.7万Bqは、37000/㎡ ÷ 223300 = 0.165μS/h
18.5万Bqは、185000/㎡ ÷ 223300 =0.828μS/h 相当の地域である。
よって10月現在で空間線量が
0.165μS/h~0.828μS/hの地域でも、白血病になる可能性がある。
この数値は、福島県中通りでほぼ全域にあてはまるものであり
この地域在住の福島県民150万人に直結するリスクである。
「低線量を被爆している世界15か国、60万人の原発労働者を調査したところ、
がんや白血病で亡くなったひとのうち1%から2%が被爆が原因」
(NHK 汚れた大地~チェルノブイリ20年後の真実~抜粋)
このデータをあてはめると低放射線量(0.16~0..82μS/h)の地域に長年住み続けると
浜通り、中通りの
福島県民150万人のうち1.5万~3万人はがんか白血病でなくなることを意味している。
郡山市台新の住宅敷地33.5万ベクレル/㎡相当は、この数値を遥かに上回る。
福島市~郡山市では、ゴメリ州より遥かに高い30万Bq/㎡~60万Bq/㎡の土壌地帯が多くある。
また、汚染の続くゴメリと、汚染のほとんどないミンスクで、
事故後生まれた子供に染色体の異常がどの程度見つかるかその頻度を比べました。
この調査でゴメリで生まれた子供に似染色体の異常が見つかる頻度は
ミンスクの子供の十倍に上ったとの報告。
このことから、白血病にならなかったとしても、子供に染色体の異常が出てしまう可能性が高い。
チェルノブイリから60キロのゴメリ州のナローブリャに5年間住んでいた一家は、
5人のうち4人に染色体の異常が見つかっています。
(NHK 汚れた大地~チェルノブイリ20年後の真実~抜粋)
ゴメリ州 ナローブリャ Narovlya 555~1480 kBq/㎡
→ 555000~1480000Bq/㎡ →55.5万Bq~148万Bq/㎡
私達福島県民は、チェルノブイリ原発事故の実態を知り、その基準を照らし合わせて行動する必要があります。
福島市~郡山市は早急に除染を進め、0.165μS以下にしなければなしません。
せめて、家の中の数値はこれ以下にしなければ、チェルノブイリ被ばく者と同じ運命をたどります。
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